今回は笑うことが健康や創造性向上につながることを紹介する記事です。
目次
笑いは心身の健康に良い
笑うことはストレス解消になると報告されています。
お笑い番組を見たり、誰かと面白い話をしてストレスを解消した経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
笑うことは免疫細胞の1つであるNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化することも報告されています。
また、肥満の人の減量に役立ったという報告もあります。
これは、笑うという動作がカロリー消費になることや、人との関わりが増えることが関連しているようです。
さらに、関節リウマチの痛みやアトピー性皮膚炎の膨疹といった病気の症状をいくらか和らげるといったことも報告されており、笑うことは健康にとって大いにプラスに働くことが分かります。
笑っている時は、緊張やストレスが高まっている時とは対極の状態にあり、リラックスする時に働く副交感神経が活性化します。
ストレスが強いと交感神経が活性化して、副交感神経が活性化せず、抑うつや緊張が高まって健康に悪影響が出ます。
笑いで副交感神経を活性化させることで、ストレスを低下させ、健康に良い影響がもたらされます。
健康的に生きる上で、笑いやユーモアを日常に取り入れることはとても有意義なことだと言えます。
笑いは創造性を向上させる
笑うことは創造性を高めると報告されています。
緊張とストレスで凝り固まった状態よりも、笑って心身がリラックスしている状態の方が頭も柔軟に働くので創造性が高まると考えられています。
前向きな考え方をしている職場の方が、後ろ向きな考え方をしていてストレスが高い職場よりも創造性が高いことが知られていますが、笑いは職場の人々を前向きにするのにも役立ちます。
想像してみると分かると思いますが、職場や学校で集団の関係性がギスギスしていて、そこにいるといつも緊張や不安が高まる環境では、笑いも起きず、リラックスしながら過ごすことは難しいです。
一方、お互いの関係性が良く、気軽に冗談やユーモアを言い合える環境であれば、笑いも起きやすく、緊張やストレスもそこまで高まらないでしょう。
自然と笑いが起きる環境は脳もリラックスできるので、創造性が高まってきます。
笑いを取り入れることで、緊張感の高い雰囲気を和らげることができるので、笑いやユーモアは仕事のアウトプットを高めるのにも役立つ可能性があります。
笑いを日常に取り入れるには
笑いやユーモアは人それぞれ、地域や国によってもセンスが異なりますが、笑いやユーモアを嫌う人は基本的にはいないはずです。
笑いを日常に取り入れるために役立つことを挙げるとすれば、それは笑いを受け入れる姿勢を持つことです。
笑いを拒絶する態度でいると、その場にいる人たちも笑いを起こすアクションをしにくくなります。
自分が笑いを許容することで、相手も笑っても良いんだ、笑いを誘う話をしても良いんだと思うようになり、笑うことへのハードルが下がります。
よく誰かを馬鹿にするやり方で笑いを誘う方法がありますが、誰かを傷つけるようなやり方で笑いを起こすのはやめた方が良いでしょう。
その場にいる皆が気持ちよく笑えるようなやり方でユーモアを言うのが無難です。
面白おかしく人を笑わせる話が上手な人もいますが、そういう話ができなくてもユーモアの材料というのは日常の中にたくさん潜んでいるので、無理に面白い話をしようとしなくても笑いを起こすことはできます。
日々の生活で見聞きした笑いやユーモアの体験をもとに、機会があれば笑いを起こしたいと考えていれば、次第に笑いやユーモアのセンスが身についていくと思います。
まとめ
笑いはストレス解消、免疫細胞であるNK細胞の活性化、一部の病気の症状を和らげるといった健康に良い効果があります。
笑うことで脳がストレスや緊張から解放されて創造性が上がることが報告されています。
笑いを受け入れる姿勢をもつことで、次第に笑いやユーモアのセンスも養われていくと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。